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第6回 Award2011 (2011/10/23)の詳細

開催地 尼崎フェニックス
6:30〜11:00


第6回参加者記念撮影


参加選手13名(五十音順・敬称略) ※名前の後の( )は出場回数初は初出場


岡本 猛 /TEAM落師(初) 小宮 照美 /落南会(2) 斎藤 秀一 /落南会(初) 白木 栄治/知多堤ひよこ組(初)
竹田 敏雄/Fishing Team 2000
    神戸七防黒鯛人(3)
田村 哲生/チヌ迷人(2) 長田 伸一郎 /神戸七防黒鯛人(3) 永塚 智久 /東京黒友会(初)
西尾 友樹 /TEAM758(2) 西山 恵至 /TEAM茅呂里(2) 橋口 誠 /落潮会(初) 松村 大輔 /神戸七防黒鯛人(2)
米澤 邦和 /神戸七防黒鯛人(初)


Award 2011は・・・厳しかった・・・と感じました


2011年10月23日、今年もAward2011が開催されました。
今年で、6回目となるAwardも年々知名度が上がり、参加選手も増え落とし込み釣りの最後の一大イベントと呼べる様になって来たように思います。
更に今年は、13名の参加選手の中には、東京からの参加者もあり、優勝トロフィが富士山を越え関東にまで行く可能性が出てくるようになりました。

今年のAwardの開催地は、尼崎フェニックスに決まりました。
ここ、フェニックスはチヌの魚影の濃い場所で、落とし込みをする方ならよく知っている所であります。
ここは、大きく分けると3つのエリアより構成されています。1つ目は、西面・南面のスリット。2つ目は運河。3つ目は淀川の下流に当たる川筋。
どのエリアも、実績が有りどのエリアを選択するかによって勝敗が大きく分かれます。
ただ、範囲が広いため選択をミスると引き返すにも、時間が大分かかります。
写真係り泣かせの広大なエリアです。その為今日は機動力を活かすために、自転車を2台用意しました。
ご用意いただいた、久保渡船さん、武さんありがとうございます。
自転車があれば、川筋の奥までも楽に行けますのでありがたいです。


当日は、AM5時30分よりミーティングが開始され、6時出船、渡堤後仕掛けの準備と写真撮影を終え6時30分頃、倉田委員長の
開始の合図とともに、選手たちは思い思いのエリアに分かれて行きます。
この日、南面のスリットではフカセ釣りの大会が行われており、南面のスリットは、ほとんど落とす場所がなく、スリットは西面がメインになりました。
予想通り、西面のスリットより攻める選手が多く、川筋に入ったのは、小宮選手、斎藤選手の落南会コンビのみ。
松村選手は、ダッシュで運河の奥へ消えて行きました。

開始早々に、タモ入れしている選手がいてます。走って確認しに行くと中京より参加の西尾選手です。
無事にタモ入れに成功すると、安堵の笑みを浮かべていました。大会でのやり取りは非常に緊張するものです、
バレルんじゃないか、バレルんじゃないかと冷や冷やの気持ちで、やり取りをした後、タモに無事に入った瞬間は最高の気分になります。

開始早々の、この光景を見た各選手たちは一気にテンションが高まりました。
誰もが「いる!チヌはたしかにいる。」と確信したことだと思います。
だが、この後あのような厳しい戦いになるとはその時、誰も予想していませんでした。

暫くして竹田選手より「キタッ」との声が聞こえました。
走ってかけよると、竿が海面に刺さるようにスリットの間にあります。どうやら、スリットの中で掛けたチヌが
奥に行こうとしているようです。懸命にこらえる竹田選手・・・しかし、その直後竿からテンションが抜け軽くなります。
スリットの壁に擦れてハリスが飛んだようです。一瞬竹田選手の眉間にシワが浮かびましたが、笑みに変わり今日のパターンが
分かったという顔になっていました。

その後も、時間は刻々と経ちますが次のチヌが上がりません。アタリも少なく、かなりハードな状況のようです。
しかし、掛けばれやハリス飛ばされは、各選手あるようで誰も気を抜く事なく一心不乱に落としています。

川筋に行っていた、小宮選手、斎藤選手が戻ってきたので、状況を聞くと川筋もアタリがほとんどなく一番奥付近で2〜3度あたった程度とのことでした。
あの広い川筋で、その程度の状況とは驚きでした。

運河奥に消えていた、松村選手も同じ状況らしくスリットに焦点を変えて落としています。
いつも、陽気な、米澤選手、岡本選手も口を真一文字に結び言葉を交わすことも無く、一心に落としています。
中京より参加の田村選手は、早い段階で掛けたのですが、ばれてしまい残念でした。
同じく、中京より参加の白木選手も、何度かハリスを切られていました。
四国より参加の橋口選手には、同じクラブの方が応援に来られており、その応援に応えるためにと頑張っていました。
西山選手は、第1回Awardの優勝者です。運良く繰上げにて参加できた事をてとも、喜んでおられ2回目の優勝の座を着々と狙っていました。

名手長田選手も、経験の深さからエサを変え、錘を変え、落とし込むスピードを調整したりとベテランの味を出していましたが、
かなり苦労されているようでした。
東京より参加の永塚選手は、初めての釣り場でポイントが分からず苦労されていたようですが、終盤は南面のスリットを果敢に攻めていました。

次第に各選手に焦りの色が見えてきますが、40cm少しのチヌが1枚だけ上がっただけなので、
1枚大物を上げれば逆転できる事を感じているらしく、落とす姿にも気迫が見てとれましたが、時間だけが過ぎて行きます。

そして、終了の笛が鳴り響きます。

結果、開始早々に釣り上げた西尾選手の釣果のみでした。
第6回にしてAwardのトロフィは、大阪より中京に旅立つことになりました。

今回のAwardを見た感じたのは、これだけの名手が集まっても、釣れない時は釣れないという自然の不思議と、最後まで、誰の手にも優勝の可能性があったが、西尾選手に女神が微笑んだということではないでしょうか。

さて来年は、Awardのトロフィは、大阪に帰ってくるのか?北陸なのか?四国なのか?東京なのか?やはり中京なのか?楽しみが増えたように感じます。



30cm以上のチヌ総重量で競われました。

結果表
順位 名前 重量 釣果枚数(最大寸)
優勝 西尾 友樹 1258g 1枚 42.2cm
上記記載が全釣果になります。



実行委員長からトロフィの授与で、少し緊張気味の西尾選手
このトロフィは、歴代の優勝者の名前が刻まれており、持ち回りとなっています。
開始早々の1枚でした。この1枚が勝敗を分けました。
まさに、奇跡の1枚でした。

西尾選手優勝コメント

今回は、伊勢湾黒鯛釣り連盟(IKR)親睦大会、大物賞での出場となりました。
Award出場は、2回目でしたが、2年前出場した時も開催場所が、尼崎フェニックスで釣行回数も、
何回かありましたが、探り探りの釣行になるなと思いながら行きました。
当日は、南面スリットにて、コマセ釣りの大会があり、南面は落とす事がでない状況で西面スリットからのスタート。
パイプとフジツボ、サクラを準備していたので、フジツボを付けスタートしました。
スタート5分ほどで、あたりが!合わせてゲット!
その後あたらず川筋に移動し、黄色灯まで落として行くが、あたり無し。
折り返してすぐにあたりがあり掛けるが、ハリス切れ(残念)、南スリット面まで戻るがあたりも無く、
西面に戻りサクラ貝を使用し、ツンあたり、針掛かりせず、時間となり終了。
最初の1枚で運良く優勝する事ができました。
中京にトロフィーが初めて行く事ができて良かったです。
来年も、出場できる様、頑張って行きたいと思います。
大会関係スタッフ、出場者の皆様、お疲れ様でした。




大会直前の様子

陽の昇る前よりミーティング 今回お世話になった久保渡船さん フェニックス到着
準備にとりかかる選手たち 小幡さんを中心に作戦会議の中京陣
この自転車があり助かりました スタートの合図を待つ選手・スタッフ


大会の風景

TEAM落師の岡本選手 前打ちも得意な中京の田村選手 まだ薄暗い中落とし込む選手たち
分かり難いですが、チヌの引きを堪える竹田選手 東京から参加の永塚選手 ご存知小宮選手
四国より参加の橋口選手 松村選手
一心不乱に落す黒鯛人コンビ 3連続出場の長田選手 笑う米澤選手
中京から参加の白木選手 カメラを見ると条件反射でピース(笑)
独特なスタイルの西山選手 四国の応援団です
西面スリットを望む 川筋には、珍しく誰もいません 中京の西尾選手
進行を確認している倉田委員長
一発の力を持つ斎藤選手
サビキしている武さん 小幡さんです。サビキ中
川筋を一人で落とす
Award専属カメラマン岡野が自転車で川筋を行く 終了の合図で戻る選手たち
きれいに整備された運河側 帰りの船の中で
喜びを分かち合う中京のみなさん


参加選手、スタッフ、応援の皆さん全員での記念撮影

表彰式&懇親会

11時競技終了後、懇親会担当武氏の指示の元、場所を車で10分ほどの公民会館に場所を移し、
表彰式・懇親会が開かれました。既に昼食、飲み物の準備も整っており、
いつもながら武氏の手際のよさには感心します。

この懇親会が、Awardの良さでもあります。
優勝者だけでなく参加した選手全員を称える場でもあるからです。

毎年ではありますが、小幡さん率いる中京チームを始め、四国チームそして、
今年より、クラブ選手権がAward選考大会も兼ねるようになった為、東京より郡委員も駆けつけてくれました。
皆さん遠いところ毎年ありがとうございます。

約、2時間ほどの間ではありましたが、Awardに参加した感想や、
今日の作戦や、普段聞けない話などがあり、楽しいひと時を過ごしました。

出場選手、スタッフ、応援の皆さん含め約30名ほどになりました。しかし、倉田委員長のこの笑顔・・・めったに見れません。

楽しく食事するみなさん Awardが無事に終わり満面のガッツポーズ 岡本選手の食べっぷりは見事です
四国の方々 東京の方々
優勝トロフィの授与 勝因を語る西尾選手
今日のAwardを総評する小幡さん 食べ続ける武さん 感想を語る白木選手
昨年に続き出場の田村選手 東京より参加の永塚選手 四国からの橋口選手
みんなを笑わせる岡本選手 2日前に出場の決まった西山選手 ほんとうに疲れたと、斎藤選手
悔しかったですと、米澤選手 第4回優勝の竹田選手も、残念だと・・・ いつも、陽気な松村選手
技巧派、小宮選手 釣りに賭ける情熱は凄い長田選手 東京より来られた郡さん。少し緊張気味
応援で来られていた、四国の小泉さん 表彰式を仕切る、ご存知武さん。いつもご苦労様です。 今回カメラマンとして大活躍の永野さん
一番右は、東京よりの山岸さん 中京の応援に来られた、北陸の古山さん。
中京の近藤さん。裏方お疲れ様でした



参加された選手の皆さん、スタッフ、応援の皆さん
お疲れ様でした。